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帰省

2008年01月05日 01:00

12月31日から1月3日まで田舎の静岡県に帰省していた。
あ、いま母校の藤枝東高校が全国高校サッカー選手権でベスト8に入っている。
都立三鷹が大旋風を巻き起こしているが、藤枝東も県立だ。
えらい!
実は高校時代、最初はサッカー部に入ろうと思っていた。
中学時代は野球だったんだけど、サッカーかラグビーをやりたくてね。
しかし、さすがはゴン中山や日本代表の長谷部に山田を輩出している伝統校。
サッカー部を見学に行ったら、すでに中学卒業前から高校で練習している1年生がハードルの前に整列していて、なんとリフティングしながらハードルを跳び越えている。
いきなりそんなのできっこねーだろ。
結局サッカー部はあきらめて、もうひとつの夢、「強くなる」を実現するために柔道部に入った。
以来10年以上、武道をやることになったんだよなー。

そんなことはまぁ置いておこう。
帰省だ帰省。

帰省した。
田舎のよさというのは年々その重みを増していく。
たとえば。

そりゃ昔は家の周りは田んぼだらけで毎年夏になると家の脇の田んぼで蛍を追っていた。
田んぼに水が入ると蛙がゲロゲロないて、冬には田んぼが大きな広場になって野球や凧あげをして、春にはレンゲが咲いてそこで昼寝して。
いまは住宅地になったけど、そんなことはあまり関係ない。
そこにはまだ川があって、川原があって、少し歩くと山があって、神社があって、ぼくがお小遣いでおふを買って鯉にあげてたその神社で、おいとめいがお小遣いでお菓子を買って鯉にエサをあげている。
変わる部分は変わっても、変わらないものは変わらない。
こうやって世界は次の世界へとつながれていく。

料理。
田舎に帰って何より楽しいのが食事だ。
いろいろな人の家を訪ねたが、いまだに実家の料理以上においしいと思ったことがない。
両親は今回もまあいろいろな料理を用意してくれたが、漬け物にしても煮物にしてもシチューにしてもおでんにしても、冗談抜きに実家のがいちばんうまいと思う。
おいしいものをおいしいと感じられること。
なにより大切なこんな感覚をプレゼントしてくれたことに、本当に親には感謝したい。

ふと思った。
誰がこの味を伝えるんだろう。
妹は親に料理を習っていないみたいだし、オレも弟も習っていない。
結局誰も習っていない。
いいんだろうか?

ぼくと弟が神社で鯉にエサをあげていて、同じように今おいとめいが神社で鯉にエサをあげている。
ばあちゃんの味を親が受け継いで、同じようにぼくらができればさらに次の子供へおいしさを伝えたい。
そうやって「自分」を次の世界へとたくし、たくされた子らがそれを引き継いでいく。
これが「人間」というものだ。

料理を覚えよう。
多少自炊はしてきたけれど、どうやっても実家の味は出やしない。
ひとりの能力など、歴史を受け継ぐ「人間」の能力に勝てようはずもない。
だから料理の基本を覚えて親の料理を引き継ごう。
そう思った。

自分自身は世界のどこでも生きていく自信がある。
タイでもインドでもオランダでもケニアでもマラウイでもエクアドルでもグアテマラでもどこでもだ。
長くいればいるだけその土地が好きになってきて、その土地の一部になっていく。

でも、どこに住んでも田舎は変わらない。
きっと世界のどこかに住めばそこも田舎になるだろう。
そして、そこでその場所の生活と静岡の生活を加え、自分自身の生活に変えて次の世代に伝えることになるだろう。
それが人間なんだから。

田舎っていいなーやっぱ。
料理、今年はちょっとがんばろっと。
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