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抜けるような

2007年11月23日 11:42

抜けるようなすばらしいお天気。
相変らず恐ろしく忙しいのだけれど、昼間っからビールを飲んで空を見上げていると、とてもよい気持ちになる。
高い雲は風に流され薄く薄く伸ばされて、高い空をさらに高く奥深く彩っている。
低い雲はすごい速さで形を変えながら飛ぶように流れていって、時間の不思議を教えてくれる。

雲を誰より愛した詩人、ヘルマン・ヘッセに語ってもらおう。

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<私の人生は何であったのか? 『詩集』より>

今日で終わるが定めなら
私の人生は何であったのか?
夢見て過ごしてしまったのか?
棒に振ってしまったのか?

いや、それは、私が手いっぱいに受け取り、
次の者に渡し、
そしてまた新たに受け取った
無言の喜びの輪であった。

それは、美しさで私に深い幸福感を与えながらも
しかしながらいつも力強い態度で
私の目標を永久なるものの中へと押し出した
この大地との愛の契りであった。

それは、水と、山の風と、野との
決して解けたことのない兄弟の契り、
青き空を流れ行き
私たちの故郷を歌い語ったすべての雲たちとの
兄弟の契りであった。

私は、その大いなる永遠の力との友誼を
忠実に守り続けた。
しかし、このすべての歳月を通して私の罪であったのは、
私にとっては雲が人間にもまして愛しいものであったことだ。

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彼にとって雲と人と世界の間に差なんてなかった。
誰よりも世界を愛し、世界であるところの人を愛し、人であるところの雲を愛し、雲であるところの自分を愛した。

こういう日にボケッとしていると、そんな気持ちにたしかになる。
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