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星に願いを

2007年08月13日 00:04

今日、ペルセウス座流星群が極大日を迎える。
三大流星群のひとつで、今年もっとも観測条件のよい流星群だ。
ベランダに座椅子を敷き、手にはマーロン・ブランドの愛したテキーラ、ポルフィディオ。
いまはなぜだか奥田民生がかかっている。
とてもよい気持ちだ。
小さな頃、天体観測が趣味だった。
あ、でも趣味だなんて意識したことはなかったか。
ただ、ベランダから毎日星を眺めていた。

毎日毎日星を眺めていたぼくを見た両親は、宇宙の本や天体望遠鏡を買ってくれた。
ぼくはますます星を見るようになった。
うちの田舎のきれいな空だったら、流星群なんて意識しなくても流れ星なんていつだって見れた。
真夏の夜に毎日田んぼで見ていた蛍のように。

ただいま。
言葉にするのはとても難しいけれど、いまぼくは、あの頃と同じ気持ちで星を眺めている。

あれから星に関するずいぶんたくさんの知識が増えた。
星をずっと眺めていると、星たちは少しずつ、でもいっせいに動いてやがて西の山々に落ちて沈む。
小さな頃のぼくはこれが不思議でならなかった。
やがてこれが自転によるものだと、ぼくは教わった。

でも、小さな頃のぼくはさらに「なぜ自転すると星は動くんだろう」と考えた。
たぶんとてもひねくれた子供だったのだろう。

いまぼくは知っている。
自転でなければ星や太陽や月の動き、フーコーの振り子が簡単に説明できないことを。
公転でなければ季節や惑星の動き、年周視差や年周光行差が手っ取り早く証明できないことを。

そしていまぼくはさらに知っている。
簡単でなくてもいいのなら、天動説だってすべてを説明してしまうことを。

いま、ぼくは宇宙を透かすまっ黒な空を見上げている。
地動説? 天動説?
どうだっていーじゃねーか。

いま、ぼくはひとりで宇宙を透かすまっ黒な空を見上げている。
できれば一緒に感動してくれる人がいてくれたらなー。

いま、ぼくはひとりで少し酔っ払いながら、宇宙を透かすまっ黒な空を見上げている。
いったいどれだけの人がこの空を見上げていることか。
いったいどれだけの人がこの空を見上げてきたことか。

この星を見続けていると、やがて星が一方に落ちることを知る。
やがてすべての星が一方でもっとも高くなることを知る。
星が一方から昇ることを知る。

こうしてピラミッドもストーンヘンジもアンコールも、ひどく東西南北を意識したものになった。

昔々から人間は宇宙を透かすまっ黒な空を見上げ、星に願いをかけてきた。
そうしてしばらくしてぼくらが生まれてきた。
ぼくの見上げる空の半分はビルだし、ビルの灯はどういうわけか消えることがない。
そんな空でもまだぼくらは星に願いをかける。

ぼくも昔々の人たちみたいに星に願いをかけたいと思う。
そう思って1時間も空を見上げていたさっき、唐突に流れ星がひとつ落ちた。

うーん、いくらなんでもそんな唐突にそんな早く落ちられたんじゃ願いもかけられないじゃんか。

そうしてまたぼくは星に願いをかけようと、ビルに挟まれた宇宙を透かすまっ黒な空を見上げる。


※酔っ払ったまま書いてUPしたので、すぐ消すかもよ。
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