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グルメ7 命の水 at 画亭瑠屋 & ル・パラン

2007年04月29日 02:54

まだ大学出たての20代。
ほぼ毎週、水曜日には日吉のバーに出かけていた。
行くのはたいてい格闘技の友人と、練習後。
バーの名前は画亭瑠屋。
それまでビールだのカクテルだのバーボンだのを特に考えることなく飲んでいた。
それでもこのお店のビール(当時はレーベンブロイだった気がする)と、作ってくれるカクテル、おつまみのオイルサーディンの黄金焼は特別おいしかった。
そんなとき、友人にすすめられるままに何気なく頼んだシングル・モルトを口に含んで衝撃を受けた。
そのときのお酒がこれ、アードベグ10年だ。

ardbeg.jpg


ヨード臭とか正露丸の香りとか言われてしまうアイラ島のシングル・モルトに特徴的な強烈な香り。
最初は「なんじゃこりゃ」と思ったけれど、その次に画亭瑠屋に行ったときから、ボウモアやラフロイグなど、アイラ島のシングル・モルトばかりをやっつけていったのを覚えている。
それからというもの、画亭瑠屋にはさらにさらにお世話になった。
おいしいラムやテキーラを教わったのも、この店だ。
画亭瑠屋との出会いがなければ、いまこんなに「のみすけべ」になってることもなく、ただの「すけべ」おやじですんでいただろうに。

そのうち自分の家でもシングル・モルトを飲むようになった。
もっともよく買ったお酒は、アードベグとザ・グレンリベットだろう。
ザ・グレンリベットは、よくシングル・モルトの基礎酒と言われるお酒で、安いのにとてもおいしくて、コスト・パフォーマンスにすぐれたウイスキーだ。

月日は経って、あるときザ・グレンリベット12年が飲めなくなった。
なんだか香水臭くて突然嫌いになり、ザ・グレンリベットを買うこともなくなった。
それを新宿のバー le Parrain(ル・パラン)のバーテンに言った。
バーテンはこう返す。
「では、あえてこのザ・グレンリベット18年を」

glenlivet.jpg


バーテンは、それを「嫌いだ」という客に、あえてそれを出す。
こっちは飲みたくもないし安くもないその酒を、バーテンの自信を信じて注文する。
そして。
この日から、ザ・グレンリベット18年を家に常備するようになった。
といっても、どうもle Parrainにあったザ・グレンリベット18年とは違うんだけれどね。

英語で蒸留酒を「スピリッツ」という。
スピリッツ、つまり魂だ。
ゲール語で、ウイスキーを「ウシュクベーハー」という。
訳すと、命の水。
フランス語のブランデーは「オー・ド・ヴィー」とも呼ばれ、これもやはり「命の水」。
ロシア語のウォッカ、北欧のアクアビットも語源は「命の水」だそうだ。
何が言いたいかって?
うーん、なんていうか……いい感じだろ?

いま、ちょうどそのアードベグを飲んでいる。
10年前の会話が蘇る。
そうだ、久しぶりにアイツに電話して画亭瑠屋に行こう。
le Parrainも紹介したい。
こんだけ雰囲気のある店もないだろうし。
シガーだけは理解できないけれど。

お酒がまわってきた。
いー気持ちだ。
さて、命のザ・グレンリベット18年を飲むとしよう。

新宿『ル・パラン』の芳しい色香(All About「ウイスキー&バー」)
画亭瑠屋

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