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ソメイヨシノ

2012年04月09日 16:51

およそ100年前、江戸の染井村で庭木職人がエドヒガンとオオシマザクラを交配させて1本の新しいサクラを生み出した。
サクラは葉が出る前に大きな花をいっせいに咲かせ、一気に散った。
その振る舞いは美しく、潔く、江戸っ子たちに愛された。
sakura1.jpg

美しい花を見たい。
土地をもっと美しくしたい。

そんな思いがソメイヨシノを全国に広げた。
人の手によって接ぎ木され、1本のソメイヨシノの分身が無数のソメイヨシノとして育ち、花を咲かせた。

どのソメイヨシノも同時期に開花するのは、もともと1本のソメイヨシノだったから。
昔々の思い出を引き継いでいるからだ。

sakura3.jpg

ソメイヨシノは種を作って自ら繁殖することはできず、人の手で接ぎ木されなければ滅びる運命にある。
だからソメイヨシノが自生していることはない。
庭園や寺社のものはもちろん、山にあるソメイヨシノも誰かが接ぎ木したものだ。

ソメイヨシノはソメイヨシノを産むことができない。
毎年咲くその花にその美しさを伝える機能はない。

ならば。
いったい誰のために花を咲かせているんだろう?
いったいなんのために生きているんだろう?

sakura2.jpg

このためだよ。
ソメイヨシノはそんなことを言っているような気がする。


※ソメイヨシノは他のサクラとの間に種を実らせることはできる
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まとめtyaiました【ソメイヨシノ】

およそ100年前、江戸の染井村で庭木職人がエドヒガンとオオシマザクラを交配させて1本の新しいサクラを生み出した。サクラは葉が出る前に大きな花をいっせいに咲かせ、一気に散った。その振る舞いは美しく、潔く、江戸っ子たちに愛された。