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速報! 新登録の世界遺産

2010年08月03日 12:03

2010年7月25日から8月3日にかけて、ブラジルのブラジリアで第34回世界遺産委員会が開催されています。
8月2日段階で、だいたい全貌が見えてきましたのでお知らせします。
数から言うと、現段階で21の新しい世界遺産が誕生しました。
うち、15件が文化遺産、5件が自然遺産、1件が複合遺産です。
加えて1件が自然遺産から複合遺産に拡大されています。
危機遺産は1件がリストから削除され、5件が加えられました。
以上をまとめると、いまのところ以下のようになります(括弧内はこれまでの数と、増減は今回の数の移動)。

世界遺産総数911件(890+21)
文化遺産704件(689+15)
自然遺産180件(176+5-1)
複合遺産27件(25+2)
危機遺産34件(31+4-1)

具体的な世界遺産は以下となります。
ただし、世界遺産の日本語名はわたしが適当に訳したもので、正確なものではありません。
世界遺産とは、世界遺産リストに書かれた物件のことをいうのですが、世界遺産リストは英語とフランス語で書かれており、これが正式名称となります。
何せ速報なので、間違っていたらすみません。
世界遺産名の下は、国名、登録年、登録基準です。



<危機遺産リストから削除>
■ガラパゴス諸島
Galapagos Islands
エクアドル、1978年、2001年拡大、(vii)(viii)(ix)(x)

<危機遺産リスト入り>
■バグラティ大聖堂とゲラティ修道院
Bagrati Cathedral and Gelati Monastery
グルジア、1994年、(iv)

■カスビのブガンダ歴代国王の墓
Tombs of Buganda Kings at Kasubi
ウガンダ、2001年、(i)(iii)(iv)(vi)

■アツィナナナの雨林
Rainforests of the Atsinanana
マダガスカル、2007年、(ix)(x)

■エバーグレーズ国立公園
Everglades National Park
アメリカ、1979年、(viii)(ix)(x)

<新登録の文化遺産>
■アムステルダム、シンゲル運河の17世紀環状運河地域
Seventeenth-century canal ring area of Amsterdam inside the Singelgracht
オランダ、2010年、(i)(ii)(iv)

■アルビの司教都市
Episcopal city of Albi
フランス、2010年、(iv)(v)

■ディライヤのツライフ地区
At-Turaif District in ad-Dir'iyah
サウジアラビア、2010年、(iv)(v)(vi)

■サラズムの原始居住地
Proto-urban site of Sarazm
タジキスタン、2010年、(ii)(iii)

■アルダビールのシェイク・サフィ・アッディーン施設群と寺院群
Sheikh Safi al-din Khanegah and Shrine Ensemble in Ardabil
イラン、2010年、(i)(ii)(iv)

■タブリーズの歴史的バザール群
Tabriz Historic Bazaar Complex
イラン、2010年、(ii)(iii)(iv)

■ジャイプールのジャンタル・マンタル
The Jantar Mantar, Jaipur
インド、2010年、(iii)(iv)

■登封の文化財「天地之中」
Historic Monuments of Dengfeng in "The Centre of Heaven and Earth"
中国、2010年、(iii)(vi)

■韓国の歴史的村落、河回村と良洞村
Historic Villages of Korea: Hahoe and Yangdong
韓国、2010年、(iii)(vi)

■ハノイ - タンロン王国城址中央セクター
Central Sector of the Imperial Citadel of Thang Long - Hanoi
ベトナム、2010年、(ii)(iii)(vi)

■オーストラリアの受刑者地域
Australian Convict Sites
オーストラリア、2010年、(iv)(vi)

■核実験場ビキニ環礁
Bikini Atoll, nuclear tests site
モーリシャス、2010年、(iv)(vi)

■ティエラ・アデントロの王の道
Camino Real de Tierra Adentro
メキシコ、2010年、(ii)(iv)

■オアハカ中央渓谷、ヤグルとミトラの先史時代の洞窟
Prehistoric Caves of Yagul and Mitla in the Central Valley of Oaxaca
メキシコ、2010年、(ii)(iii)(iv)

■サン・クリストヴァンの街のサン・フランシスコ広場
Sao Francisco Square in the Town of Sao Cristovao
ブラジル、2010年、(ii)(iv)

<新登録の自然遺産>
■レユニオン島の尖鋒、圏谷と外縁部
Pitons, cirques and remparts of Reunion Island
フランス、2010年、(vii)(x)

■プトラナ山地
Putorana Plateau
ロシア、2010年、(vii)(ix)

■スリランカの中央高地
Central Highlands of Sri Lanka
スリランカ、2010年、(ix)(x)

■中国丹霞
China Danxia
中国、2010年、(vii)(viii)(ix)(x)

■フェニックス諸島保護区
Phoenix Islands Protected Area
キリバス、2010年、(vii)(ix)(x)

<新登録の複合遺産>
■パパハナウモクアケア
Papahanaumokuakea
アメリカ、2010年、(iii)(vi)(viii)(ix)(x)

<拡大された世界遺産>
■サン・ジョルジオ山
(スイスの「サン・ジョルジオ山」を拡大)
Monte San Giorgio
イタリア/スイス、2003年、2010年拡大、(viii)

■グラーツ市:歴史地区とエッゲンベルク城
(「グラーツ市歴史地区」を拡大)
City of Graz - Historic Centre and Schloss Eggenberg
オーストリア、1999年、2010年拡大、(ii)(iv)

■コア渓谷とシエガ・ヴェルデの先史時代のロック-アート遺跡群
(ポルトガルの「コア渓谷の先史時代のロック-アート遺跡群」を拡大)
Prehistoric Rock-Art Sites in the Coa Valley and Siega Verde
スペイン/ポルトガル、1998年、2010年拡大、(i)(iii)

■ランメルスベルク鉱山と古都ゴスラー、ハルツ上部の水利システム
(「ランメルスベルク鉱山と古都ゴスラー」を拡大)
Mines of Rammelsberg, Historic Town of Goslar and Upper Harz Water Management System
ドイツ、1992年、2010年拡大、(i)(ii)(iii)(iv)

■レーロース鉱山都市とその周辺
(名前はそのままで拡大)
Roros Mining Town and the Circumference
ノルウェイ、1980年、2010年拡大、(iii)(iv)(v)

■ピリン国立公園
(名前はそのままで拡大)
Pirin National Park
ブルガリア、1983年、2010年拡大、(vii)(viii)(ix)

■スチェヴィツァ修道院の復活聖堂
(「モルドヴィア地方の教会群」を拡大)
Church of the Resurrection of Sucevita Monastery
ルーマニア、1993年、2010年拡大、(i)(iv)

■ンゴロンゴロ保全地域
(自然遺産から複合遺産へ。名前はそのままで拡大)
Ngorongoro Conservation Area
タンザニア、1978年、2010年拡大、(iv)(vii)(viii)(ix)(x)



特筆すべきはキリバス、マーシャル諸島、タジキスタンの3か国がはじめて世界遺産を保有したことと、ビキニ環礁、ンゴロンゴロ保全地域でしょうか。

ビキニ環礁はアメリカの核実験現場で、貴重な建物があるわけでもないのに文化遺産としての登録になりました。
完全に「負の遺産」としての登録です。

ンゴロンゴロ保全地域はセレンゲティ国立公園と隣接しているのですが、セレンゲティと一緒に世界遺産登録されると現地で自然と共に生きてきたマサイ族の活動が阻害されるということで、わざわざ「保全地域」という名前をつけてセレンゲティと分けて世界遺産登録されました。
今回文化遺産として認められたのは、言ってみれば関係者の「悲願」だったわけなのでしょう。

もう少し詳細なレポートはAll About上でご報告します。
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