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中秋の名月

2009年10月05日 11:32

月がとてもきれいだ。
満月もよし。
欠けた月もよし。
でも、中秋の名月はやはり美しい。
   月月に 月見る月は 多けれど
          月見る月は この月の月
                     (詠み人知らず)

今年も十五夜は満月ならず、一日前の小望月(こもちづき)だった。
このわずかに欠けた月がまた風流だというわけだ。

月は新月からはじまって約15日をかけて光を増し、満月に至る。
満月からさらに約15日をかけて光を減じ、新月に至る。

第1日目にあたる新月(=朔)から○日月という名で呼ばれており、たとえば3日目の月を三日月(みかづき)という。
月には○日月という以外にもほぼすべての日に名前がついており、たとえば半月である七日月を上弦、十七日月を立待月(たちまちづき)、二十三日月を下弦などという。
それぞれの月をそれぞれに楽しんでいたことがよくわかる。

また、月の位置は時間と欠け方に関係しており、満月のときは日が沈む頃に月の出を迎え、新月のときは太陽と月がほとんど同じ時刻に昇ってくる。
その結果、満月はだいたい夕方出てきて、朝方沈み、深夜に真上に昇ることになる。
同じように、三日月は日が沈む夕方に西の空に見えるもので深夜に見えることはないし、朝方見える細い月は三日月ではなく二十七日月ということになる。

このように、毎日毎日形を変える月。
でも月月に見える月はいろいろあるけれど、特に美しいのが中秋の名月。
この季節に空を見上げるとその理由がよくわかる。

空は高く、宙は深く、空気は清浄で、音は沈む。

特に雲が月にかかるとね、聞こえない音が聞こえてくる。
静寂だから音ではないけれど、でも静寂という音が響いてくる。
なんだろう、この感覚。

昔々の人たちが表現してきたように、こう言いたくもなる。
神秘――

今宵は十六夜(いざよい)。
また夜空を見上げてみようっと。
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