スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

グルメ19 CHEF-1 Night

2009年08月25日 15:40

8月24日、第4回目になる「CHEF-1 Night」というのに行ってみた。
実はこれ、2回目の参加なんだけれど、やっぱり楽しかった。
写真撮り放題、ブログに載せ放題らしいのでちこっと書いてみようかな。
(とはいっても私はCHEF-1会員ではありません)
chef1-4a.jpg
第4回 CHEF-1 Nightの様子。自由に歩き回ってキッチンを覗ける

まず、「CHEF-1 Night」について公式ブログより抜粋しよう。
「シェフとレストランを元気にするために作ったプロジェクト」でもって、「一流シェフが一夜限りのコラボを行い、究極の一皿を創る」ということで「1」を冠している。
イベントを行い、インフルエンサー(人気の食ブロガーなど)やマスコミの媒介をして広く認知させることで、「料理人ってカッコいい! レストランって楽しい! と再認識させる」ことがコンセプトなのだとか。

だから粛々と料理を進めるというよりも、「あの中華の鉄人・陳建一がただいま○○を調理中~!」みたいな実況が入ったり、調理中のシェフに料理のポイントや素材の由来なんかを聞いてみたりなんていうイベントらしい演出がなされている。
だからなのか、客席には有名シェフやカリスマ評論家がいたり、モデルかアイドルかってな子が並んで座っていたりする。
chef1-4b.jpg
腕をふるう陳建一シェフ

第4回の参加者は120だか130名。
募集開始まもなくで埋まってしまったほど盛況なんだそうだ。

とはいっても食のイベントなんで、もちろん主役は料理。
参加した2回分のメニューと参加シェフはこんな感じ。

■CHEF-1 Night 3rd■

---MENU---
□ワンスプーン
 パンナコッタとモッツァレラのカプレーゼ
□前菜
 カラスミの冷製ビーフン
 フォアグラの酢豚
□プリモ・ピアット
 鉄人風ハヤシライス
 ティンパーノ
 ナポリタン落合風
□口直し
 やさいしぼりと魚介のガスパチョ
□メイン・ディッシュ
 鮎の春巻き
 クイーンポーク香草岩塩低音ロースト 夏トリュフ風味
□10分対決 素材:アワビ
 ヒロ山田 VS 鈴木康司
□スペシャル・コラボ・プレート
 スズキのカダイフ包み揚げ カニと茹で玉子のタルタルソース
□デザート盛り合わせ
 烏龍茶のソルベ 茶葉の飴炊き
 味噌ロールケーキ
 やさいしぼりとフルーツガスパチョ ヨーグルトのソルベ添え
 30年前からレシピが変わらないレモンパイ

---CHEF---
落合務 [LA BETTOLA de Ochiai]
坂井宏行[La Rochelle]
鈴木康司[RIVIERA AOYAMA]
ヒロ山田[RISTORANTE Hiro]
古田等 [開化亭]


■CHEF-1 Night 4th■

---MENU---
□アミューズ
 生とうもろこしのスープ
□前菜
 白身魚の胡麻和えと胡麻豆腐の握り寿司風
 モッツァレラチーズのピリ辛ソース ワンスプーン
□プリモ・ピアット
 サルシッチャとポルチーニのスパゲッティーニ
 和カポナータ ジュレ仕立て 明石の蛸とともに
□迫力料理
 トリッパとギアラの内臓グラタン
□メイン・ディッシュ
 牛肉の四川風ピリ辛炒め
 仔羊の丸焼き
□10分対決 素材:ウニ
 鈴木康司 VS 陳建一
□ひとり回転寿司
 特製握り3貫
□デザート盛り合わせ
 白玉団子の黒あん
 厚焼き玉子と穴子とかんぴょうの握り寿司風
 マルカルポーネとこしあんのセミフレッド
 桃のフリット

---CHEF---
落合務 [LA BETTOLA de Ochiai]
鈴木康司[RIVIERA AOYAMA]
長野充靖[海味]
ヒロ山田[RISTORANTE Hiro]
陳建一 [四川飯店]
辻口博啓[Mont St Clair](お土産)

すごいでしょ、このメニュー、このシェフ。
chef1-4c.jpg
これがうまいんだよと連呼していた陳シェフの作品「モッツァレラチーズのピリ辛ソース ワンスプーン」

でもまぁ個人的にはイベントに全然興味がなくて、単においしいものが食べたかっただけ。
だから最初はセクシーさやエレガントさに欠ける派手な演出がどうにも好きになれなかったのだけれど、シェフたちの話がおもしろくて次第に引き込まれてしまった。

たとえば「ナポリタン落合風」。
ナポリタンと言えば「喫茶店のメニュー」だの「イタリアには存在しない偽パスタ」だのとバカにされることも多いのだけれど、それを落合務シェフがまかない料理として完成させたものらしい。
まかないだけにもちろん店では食べることのできない逸品。
これは楽しかった。
パスタとしては「サルシッチャとポルチーニのスパゲッティーニ」の方が断然好きだけれど、「おいしい」もいいけど「楽しい」もいいでしょ、というシェフの声が聞こえてくるようだ。
会話がある場ならではのひと皿なのだろう。

たとえば「カラスミの冷製ビーフン」。
塩はいっさい加えず、カラスミのみで塩をとり、ビーフンはアルデンテに仕上げたのだそう。
すばらしかった。
ゴマ油がねー、質のよいオリーブオイルのように軽やかで香り高くて。
カラスミはもちろんおいしいのだけれど、それ以上にビーフンがとんでもなくおいしかった。
主役はあくまでもビーフン!
このひと皿だけで開化亭に行きたくなったけれど、岐阜県にあるうえにとんでもなく予約がとれないのだとか。
chef1-4d.jpg
「ひとり回転寿司」と称してテーブルを回る長野充靖シェフ

おもしろかったのが長野充靖シェフの「ひとり回転寿司」。
シェフとスタッフがそれぞれのテーブルを回ってその場で寿司を握るというもので、長野シェフの流れるような動きがとても美しかった。
下半身の力を身体の芯でとらえてリズムをもって指先に伝える流麗な動き。
あれはもう武というか舞というか。
客席にいる全員に頭を下げて挨拶して会話する謙虚な姿は、とてもミシュラン2つ星店の店主には思えない。

第3回、第4回を通して個人的には中華料理に大いに感激した。
中華といってもそこはヌーベルキュイジーヌ・シノワーズ(ヌーベルシノワ)。
新鮮な素材を使っているから余分な油も炒めも不要。
ギリギリ必要な味付け・調理で出す中華料理はとんでもなく繊細で美味だった。
中華料理ももっと研究しないと……
chef1-4e.jpg
長野シェフの「特製握り3貫」

気になるお値段だけど、第4回は\15,000で飲み放題。
といってもワイン(スパークリング、白、赤)は協賛会社のもの限定だけど。
それでも格安だと思う。
じっくり味わいたいなら普通にレストランに行った方がいいので、このイベントはシェフの会話やシェフ同士の掛け合いを楽しんだり、厨房を覗いてみたりして遊ぶものなのだろう。

CHEF-1

グルメ20 エスニックとエロティック at エレファント・キッチン
グルメ18 ものづくりと名古屋めし
関連記事