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大学を旅する

2008年03月25日 00:01

大学を訪ねるのがおもしろい。
実はわたくし、受験・大学ものの編集・ライティングもしていて、よく大学を訪問する。
大学をいくつも回っていると、まるで世界各国を旅してきたような気分になる。
「校風」というのはたしかに、ある。
たとえば自分の出身校である横浜国立大学。
春、キャンパスは1年生の垢抜けない田舎っぽい、でも素直で率直といった感じの顔にあふれる。
これが秋~冬にかけて次第に洗練され、派手さ華やかさはないけれどシンプルでシック、そしてなにものをも受け入れるおおらかさを身につけてちょっと大人になる。
素直さとおおらかさ。
この辺が横浜という街の空気を表している気がする。

たとえば一橋大学。
閑静な住宅街にたたずむとても実直な大学で、横浜国大よりかなり固い。
横浜国大がおおらかである反面少し冷めた感じがあるのだが、一橋大はなにやら熱い。
それが垢抜けなさを表してもいるけれど、とてもまっすぐで気持ちがいい。

たとえば東京外国語大学。
一転してこちらは大胆でおおらか、自由。
派手さはないけれど、派手さも含めて自由ながら、あえてそれを選択しない。
そんな知性を感じる。
キャンパスには外国人も多いし、かなり多くの在学生が1年近く海外に留学するというから、型にはまらない自由さが身につくのだろうか。
そういう意味ではICUなんかも同じ香りがする。

私立になるとさらに個性がはっきりする。

華やかだなーと感じるのは立教大学。
大学の構内がとにかく明るい。
しかも他の大学に比べて大人な気がする。
遊び上手というか。
その辺りが明治大学なんかとわずかに違う。

そこに行くと同じ明るさでも法政大学の明るさは少しまじめでコンサバだ。
法政大学の場合は特に大学側が一生懸命あの空気感を作り上げているのだろうと思う。
職員がまじめで熱くて親切。
そのせいか大学としてのまとまりもあるし、大きなサークルのようなノリ。

バンカラさと今時さがごった煮になっているのが早稲田大学だ。
あらゆる層の学生が混在していてなんでもあり。
それでいながら、少しオタク的な空気がある。
自信にあふれているというか「個」が強いというか。

「個」といえば東京大学。
王者は本当に王者の香りがする。
たとえば東大ほど自由に人が出入りしている大学はあまりない。
近所のおばさんが犬を散歩させてたり、子供たちが遊んでいたり。
そんな自由の中にあって、きっちり大学を主張している。
なにか父親のような余裕というか。
東大は校風というより「個」が強い。
一人ひとりが自分を背負い、それらが一体となってあの空気感を出し、それが校風となっている。


街が大学の色を作り、大学が街の色を変える。
そうして街と大学は一体となって文化という形で地域に花を添える。
それはちょうど国家と国民のような関係で。

これを読んでいる受験生はほとんどいないだろうけれど、大学を受験するならぜひ大学に行くことをオススメする。
ほとんどの人は多かれ少なかれその大学色に染まる。
そしてその街色に染まるのだ。

その大学生たちがやがて日本という国の色を決めていく。
大学には明日の日本がある。

多くの大学は一般の方の立ち入りを認めている。
大学の学食でご飯を食べたり、公開講座に出たり、一般向けのサークルに入ったり、東京大学のようにフレンチ・レストランがある大学や、神奈川大学や法政大学のように眺めのいいバーがある大学さえある。

海外に行ったり日本で温泉に行くのもいいけれど、東京にもまだまだおもしろいところはたくさんある。
大学旅。
オススメです。
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