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歯医者蟻地獄

2008年02月01日 17:53

1998年のこと。
たぶん20年ぶりくらいで虫歯になった。
小な頃、田舎の歯医者で何度か治療してもらったけれど、
とても痛かったのを覚えている。
いやだよ~と思いつつも、ほっておいても痛いので、
小学校卒業後、はじめて歯医者に行ってきた。
「この虫歯を治療するためには隣の親知らずを抜かなくちゃなりません」
その親知らずを抜くのが非常に難しいらしくて、大学病院を紹介されて抜いてきた。

肝心の歯の治療は少しずつ進め、その間にあっちの虫歯こっちの虫歯を治療していく。
おかしいなー、虫歯なんてなったことないのになー。
そう思ったものの、虫歯だと言われたら治さないと仕方ない。

こうして歯医者蟻地獄がはじまった。

そのうち「今度はこっちの親知らずも抜いておきましょう」。
その次は「あっちの親知らずも抜いた方がいいですね」。
たまに「歯垢を削っておきましょう」

おいおい本当に他の歯まで悪いのか~。
肝心な歯だけさっさと治してくれよ。
何度こう思ったことか。

この歯医者蟻地獄は旅によって中断する。
歯医者に「1年ばかし海外に行くので早めに治療を終えてほしいんですけど」と言うと、「大丈夫です。そしたら仮のものを詰めておきます。数年は大丈夫ですから」。

そして海外に行き、歯のことは忘れていた(ふりをしていた)。

2007年11月。
突如この詰め物が外れた。
そしたらその例の歯、歯の周りだけ残してあとは空洞になっていた。
スゲー、こうまでして歯を残してくれるんだ!
感激して、わざわざ2時間かけてその歯医者まで行って、「すみません、8~9年ぶりくらいです」と事情を話した。

どーなってるかね?と言われてビビッたが、幸いたいしたことはなかったようだ。
「通いやすいところの医者にかかった方がいいと思いますよ」と言われ、いまは東京の歯医者に通っている。

もう10回近く通っているけれど、まだこの歯の治療は終わらない。
虫歯はないらしく、歯垢も洗ってしまったらしく、あとはこの歯を残すのみって感じのようだ。
10年目を迎えた歯医者蟻地獄。
蟻地獄はいつまで続くかわからない。
でも、いま舌に感じているこの歯の歴史とドラマを考えるとね、なんだか楽しくなってくるのです。


p.s.
そういえばね、その昔の歯医者の近くにはスカイラークがあって、そこのオープニング・スタッフとしてバイトをしていて当時の彼女と出会った。
もう子供もいるその子が去年久しぶりに連絡をくれたんだ。
で、そのスカイラークはね、営業をやめてちょうど取り壊されているところだった。
うーーーん。
なんだかとても温かい。
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